薪ストーブ




『山小屋のストーブ』
 山小屋にある1台。
 これは2代目で、初代は山小屋完成から5年ほど使っていたが、同程度のサイズでホンマ製のクリーンバーンを見つけ3年ほど前に購入した。これはCB表示している薪ストーブでは一番安価だと思う。
 もちろん鋳物だから、石油ストーブみたいに火が入れば「すぐ部屋が暖まる」というものではないけど、狭い小屋なので案外早く暖まるし、ちょうどよい大きさです。

 私は、このストーブが好きだ。温度が上がり、クリーンバーンが発揮され始めると、ストーブの奥から何本かの空気吹き出しが、目で確認できるのが良い。

 それに、外に出て煙突を見ると、先から、煙が見えず、あつい空気が出ているのだけがわかる時など、たまらなく気分がよい。

 山の小屋は谷添いにあるから、湿気がひどいので、長雨の時などは夏場でも火を入れる。
暖をとるためだけでなく、小屋の維持にも一役買ってくれる大切なストーブです。




『家のストーブ』
 やっと我が家にセットできた薪ストーブ。
 和室に入れたので、畳を2枚分取り除き、床下を補強、煉瓦を敷き、壁に煙突穴を開けた。家への持込み、リアの鉄板の加工、煙突の立ちあげは友人達にお手伝い願ってやっとセットした。

 このストーブは、側面、天板の3面がソープストーン(石鹸石)でできているハースストーン社のフェニックスです。
杉、桧が燃やせる物、触媒のない物、シンプルな物、価格を条件に、最終はカタログにあった余熱の長さで選んだ。

 買った後になって思えば、焚き続けりゃ余熱はあまり関係ないのでした。そう来ると、このストーブ余熱が長いだけに熱伝導がよくないので「大きな火でがんがん」焚いても、熱は煙突から出てもったいないだけ。
 はじめはいらいらした、ストーブの表面温度を一定以上に上げようとしても思い通りにはあがらないし、あがっても効率は悪い、ですから料理も無理。結論は、とにかく小さな火でもいいから焚き続けるストーブだと言うことになりました。

 ゆっくり焚くこと、それに石からの熱がやさしいこと、これに気付けば、いらいらした気分は楽になった。「家中が優しく暖まるだけ」だから図体の割に特別な存在ではなく、大きな薪を放り込んでおいて「ちょろちょろ燃えてりゃいいか」的存在になっていった。

しかし、最近はどうも犬達の次に家族?じゃないけど「癒し」かな。ストーブの部屋には、家族が自然に集まってくる。

部屋の様子
『家のストーブ』2
 これまでのフェニックスにはしばらく休んでもらって、今はこのネスターマーチンのスタンフォード80を使っています。
 平成17年に村のイベント(翔龍祭)の林業部門で来場者に見ていただこうと、京都の薪ストーブ屋さんに相談し購入したものです。イベント終了後は友人宅で使ってもらっていましたが、最近になって料理好きの家内が、お湯を沸かしたり、煮物くらいは薪ストーブでできたらと言うので、これに登場してもらうことになりました。
 使ってみると料理だけでなく、すごく使い勝手が良くて、しかも我が家の煙突との相性も良いようで快適に燃えますし、管理が楽で気に入っています。

煙突の様子
家に持込む前の薪置場
第2薪置場